@article{oai:kwtan.repo.nii.ac.jp:00000172, author = {中井, 靖 and NAKAI, Yasushi}, issue = {30}, journal = {川崎医療短期大学紀要, Bulletin of Kawasaki College of Allied Health Professions}, month = {}, note = {P(論文), 本研究では,自閉症スペクトラム障害(ASD;Autism Spectrum Disorder)の能力のばらつきについて定量的に解明することを目的とし,ASD児と精神遅滞(MR;Mental Retardation)児に対して日本版ウエクスラー式児童用知能検査第3版を実施し,それぞれの言語性知能指数(VIQ;Verbal Intelligence Quotient)と動作性知能指数(PIQ;Performance Intelligence Quotient)の傾向を統計的手法を用いて調べた.その結果,(1)ASD群はMR群と比べ,言語性能力と非言語性能力がともに有意に高い,(2)ASD群は言語性能力が非言語性能力と比べて有意に低い,(3)MR群は言語性能力と非言語性能力に有意な差がない,(4)両群のVIQとPIQの差(VIQ-PIQ)の平均値には有意な差がある,(5)両群を鑑別する値,すなわちカットオフポイントはVIQ-PIQ=-6であることが明らかになった.以上から,個人内の言語性能力と非言語性能力の差,つまり両者のばらつきの傾向を調べることは,ASD児とMR児の鑑別診断に役立つことが示唆された.}, pages = {83--87}, title = {知能検査による自閉症児と精神遅滞児の鑑別}, year = {2010} }